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基礎体温表をつけよう

 

早期妊娠を目指して、まずは自分の基礎体温のパターンを把握しましょう。

 

基礎体温とは、「人が最も安静にしている状態の時の体温」のことです。

 

女性の基礎体温は、排卵前の「低温期」と排卵後の「高温期」の2相になっており、その温度差はおよそ0.3℃〜0.5℃です。

 

「低温期」から「高温期」に移行する境目で排卵が起こるため、基礎体温を継続して記録することにより、排卵日を予測することができます。

 

基礎体温表から分かること

  • 生理予定日
  • 排卵予定日
  • 排卵の有無
  • 妊娠の有無
  • 婦人病、更年期症状の早期発見

 

基礎体温をつけるのは、排卵日を確実に特定するためではありません。

 

自分の基礎体温のパターンを知ることにより、きちんと排卵は起こっているか、ホルモンバランスは乱れていないか、妊娠しやすい時期はいつかなど、たくさんの情報を得ることができます。

 

医師のタイミング指導を受ける時に、基礎体温を聞かれる場合があるので、きちんと記録しておきましょう。

 

準備するもの

基礎体温計
ドラッグストアなどで婦人用の基礎体温計を購入しましょう。

 

  • 「測定値のみ」を表示する「単機能タイプ」
  • 「排卵日予測」や「グラフ作成」などの機能がついた「高機能タイプ」

 

の2種類があります。
毎日基礎体温表に記録するのが苦痛な人は、メモリ機能のある「高機能タイプ」が便利です。

 

基礎体温表
ドラッグストアや産婦人科で購入できます。(200〜300円くらい)

 

基礎体温の測り方

基礎体温は、ほんの少しの動作で上下してしまいます。
基礎体温計を枕元に置いておき、朝起きたら体を動かす前に測りましょう。

 

基礎体温計を舌の下にしっかり挟み、測定中もできるだけ動かないようにします。

 

基礎体温計を目覚まし時計や携帯電話の横に置くなど、忘れず測れるように工夫しましょう。

 

基礎体温表のグラフの見方

 

月経開始から排卵日までが低温期、排卵日の翌日から高温期になります。

 

低温期(卵胞期)は、卵胞を育てるスピードが人によって違うため、長さに個人差がありますが、高温期(黄体期)は、黄体の寿命に個人差は少ないため、14日±2日間と一定です。

 

低温期から高温期に移行する間の数日間で排卵が起こるため、この間に数回タイミングをとることが妊娠への近道です。

 

基礎体温表のグラフが見本どおりにならない

基礎体温表のグラフが見本どおり綺麗な2相にならず、排卵日がわかりづらい人もいます。
見本どおりにならないからといって、妊娠できないわけではありませんが、注意が必要な場合があります。

 

問題ない場合
低温期と高温期の2相になっており、高温期の期間が10日以上続く場合は、きちんと排卵があり問題がないと思われます。

 

こんな時は要注意

 

【体温が上がらない】
高温期がなく、体温がずっと低いまま2相にならない場合は、無排卵の可能性があります。
健康な人でも無排卵になる月もありますが、長く続くようなら婦人科を受診してください。

 

【高温期が短い】
高温期が9日以下と短い場合は、黄体ホルモンがうまく機能していない黄体機能不全の疑いがあります。
黄体ホルモンの分泌が不足すると、受精卵が着床するために必要な子宮内膜の厚さを維持できないなど、不妊につながるおそれがあります。

 

【高温期が長い】
高温期が21日以上続いた時は、妊娠の可能性があります。妊娠検査薬で調べてみましょう。

 

妊娠していないにも関わらず、高温期が長く続く原因としては黄体存続症が疑われます。
黄体の寿命が通常(14日±2日)よりも長く、黄体ホルモンが過剰に分泌されるため、高温期が続いていると考えられます。

 

原因や治療法が解明されておらず、自然に黄体が消滅するのを待つ場合がほとんどです。
疲労やストレスなどでホルモンバランスが崩れている場合もありますので、心身を休めてホルモンバランスを整えると良いでしょう。

 

【低温期が短い】
低温期が短くても、卵胞がきちんと成長していれば問題ありませんが、卵巣機能の低下などが原因で、卵胞が未熟なまま排卵してしまうと、卵子の質が悪く、受精できなかったり、受精しても着床できないなど、不妊につながる恐れがあります。

 

極端に低温期が短く、卵胞が育っているか心配な人は、産婦人科で排卵前の卵胞の大きさを測ってもらうと良いでしょう。

 

【低温期が長い】
低温期が21日以上続くことを「遅延性排卵」といい、排卵の機会が減るため少々妊娠しづらくなります。

 

卵胞を育てるのにかかる時間は個人差が大きいため、多少低温期が長くなってもほとんどの場合は問題ないと思われますが、「高プロラクチン血症」「多嚢胞性卵巣症候群」などで、排卵障害を起こしている可能性もあります。

 

心配な人は婦人科で検査を受けましょう。

 

【基礎体温表のグラフがガタガタ】
基礎体温が一定せずグラフがガタガタになる人は、生活習慣の乱れや、ストレスなどで自律神経が不安定になっている場合があります。
睡眠不足は特に基礎体温に影響しやすいので、できるだけ6時間以上の睡眠をとるようにしてください。

 

規則正しい生活習慣

  • 栄養バランスの良い食事をとる
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない
  • 睡眠をしっかりとる

 

また、測定方法が間違っていると、正しい結果が出ませんので、基礎体温の測り方をもう一度見直してみてください。

 

継続するには

基礎体温は、毎日の測定値の上下にとらわれず、月単位のグラフの動きを見るようにしましょう。毎日毎日、ちょっとした体温の変動に一喜一憂していては、疲れてしまいストレスになりかねません。
継続して記録していけば、自分の排卵のパターンがだんだんと分かってきます。
まずは1ヶ月、できれば2〜3ヶ月を目標に記録してみてください。


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